インフルエンザが例年より早く流行入り
厚生労働省は2014年12月5日、インフルエンザが流行期に入ったと発表しました。インフルエンザの流行入りの時期は例年より早く、平年並みだった昨シーズンよりも3週間早いということです。
全国の保育所や幼稚園、小中高の休校や学級閉鎖などは、11月30日までの1週間で305施設。1週間に医療機関を受診した患者は推計約10万人。
都道府県別では岩手が 10・52人で最多。続いて福島 6・41人、埼玉 5・05人、東京 3・62人、大阪 1・49人、愛知 1・12人、福岡 0・59人などとなっています。
個人的な印象としては、ここ2~3年、子供たちの免疫力が落ちているように感じます。
(参考)
・日経新聞:インフルエンザが流行期に 昨季より3週間早く 関東甲信越や東北中心に拡大
(2014年12月5日)
放射能が免疫力低下の原因になる?
「かつて私が診療のため滞在したモーズリは原発から約90キロの距離にある。軽度の汚染地で住民の避難は行われていない。中学校を訪れて子どもたちや親、先生たちに会った。
(中略)
先生たちの話では元気そうに振る舞ってはいても子どもたちの免疫力が落ちているようで、風邪をひきやすく、ひくと治りにくい。疲れやすく集中力を欠かしがちだと心配していた」
こんなコメントをしているのは、長野県松本市の菅谷(すげのや)昭市長。
菅谷市長は、外科医として1996年から2001年まで約5年半、ベラルーシに長期滞在。チェルノブイリ原子力発電所事故後に医療支援を続けた経験を持ちます。
松本市長は次のようにも語っています。
「低レベルでも持続的な被ばくによる健康影響を懸念する立場から、私は子どもや妊産婦を汚染がない地域に一定期間移住させた方がいいと考えている。実際に松本に移住されてきた方もいる。」
(参考)
・日経新聞:チェルノブイリ事故25年以上、現地なお先見えず 松本市の菅谷市長に聞く
(2014年12月11日)
「チェルノブイリ・エイズ」って何?
チェルノブイリ原発事故の処理にあたった作業員(リクビダートル)や現地住民に、癌以外に免疫機能低下の症状が発生。
これらのうち、免疫機能の低下とそれによる症状や病気は、後天性免疫不全症候群になぞらえて「チェルノブイリ・エイズ」と呼ばれています。原因は不明ではありますが、内部被曝が関係するとの見方もあります。
(参考)
・ウィキペディア:チェルノブイリ・エイズ
結核などにも注意?
元ゴメリ医科大学学長のユーリ・バンダジェフスキー氏は、内外からの被ばくによって多くの免疫関連因子の機能が歪曲されると警告しています。
バンダジェフスキー氏は、免疫系の機能が損なわれることが、結核やウイルス性肝炎、急性呼吸器疾患などの増加の原因になっていると述べています。
(参考)
・『放射性セシウムが人体に与える医学的生物的影響』(p.29)
ユーリ・バンダジェフスキー 著(合同出版)
免疫力を高めるには?
免疫力を高める方法はいくつかありますが、食品を摂取するのが手っ取り早いと思います。
免疫力を高める食べ物として、よく名前があがるのは、アガリクスやフコイダン。この他、ブロッコリーもいいとの口コミもあります。
私は群馬県に住んでいるのですが、免疫力を高める目的で、フコイダンが含まれている「もずく」や「めかぶ」を意識して食べるようにしています。
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